In屋上





ガチャ





「連れてきたよー!」






あ、風見先輩、それに先輩らしき人が3人




「あの〜、私は何故ここに呼ばれたんでしょうか?」






「実は、お前に聞きたい事があるんだ。」





聞きたい事?






もしや、朝の喧嘩のことか?





「まぁ、まぁ、そんなに急がなくても、灯ちゃん、こっち座りな」





優しそうな人だな、風見先輩と知り合いなら私の名前知っててもおかしく無いものね…





「オレンジジュース飲める?」




「はい」




ってか屋上ってこの人達の溜まり場的な所?




「お前は一体何者だ?」





あれ、その質問朝も聞いたよ?





「はぁ、1年S組色葉灯、空手と合気道やってましたけど?」






「そうじゃねぇ、お前をハッキングした。でも何も出てこなかった…どういうことだ」




あぁ調べても何も出てくるわけないでしょ、世界1のハッカーが守ってる情報なんだから





「さぁ何ででしょうね〜、てか風見先輩とあなた達はどういう集まりですか?」





「えっ!知らんのか?」




えー、知りませんけど?





自意識過剰ですか…





「俺らの情報教える代わりにお前も情報教えろ。」






そっちできたか、んー、何を対価にしようかな、ハッキングできるってことでいいか。




「いいですよ?ただし、自分に不利な情報は出しません。あなた達もそうしてください。」





「分かった。」





「私は1年S組の色葉灯。合気道、空手とか、武道は結構してました。そしてハッカーです。」





「へー、お前、ハッカーなのね。俺らは…