In教室




これでドアの間に黒板消し挟んであったら笑うよな…





なんてくだらない事考えながら進んでいたら教室前にドアがっ!






てのは当たり前で予想通り黒板消しが挟んであるんです。






しゃーねースパイクみたいに打つか、







ガラッ←ドア開けた音







スッパーンッ←黒板消し打つ音







ポム←窓に黒板消しが当たった音







ほんと姑息な手をつかってくるよねぇ






もう、いっその事変装なしで学校来ようかな…






ザワザワ…





「ね、ねぇ、色葉さん…話があるんです。ちょっとお時間いただけませんか?」





ん?誰だっけ?





「はい。今のほうが良いですか?」





この学校の生徒の割に化粧も濃くないし紙も茶色くて派手ではない…






「今お時間下さい。…」





誰かに言われてやってるのかな?





そんな事を考えてながら彼女に付いていくと…





今は使われていない空き教室に入った。





「ごめんなさい!これから行く場所は体育館裏です。私、中里さん達に言われて色葉さんを呼んでこいといわれて断れなくて…本当にごめんなさい!」





あぁ、やっぱりか






「私は大丈夫。でもあなた何かを人質に取られているでしょう?」






ビクッ






んー、わかりやすい!





「それを教えて、私が取り返してきて上げる。」






「でも、相手は男30人でかかってきます…色葉さん、やられちゃいます!」





だよね、こんな地味子が勝てるとは思わないよね…






しゃーない、変装取るか。





パサッ





「…ッ!鬼姫…さん」





自己紹介しなくて済んだわw





「ね?私が取り返してきて来てあげる。私は大丈夫だから」






よし、これで答えてくれるはず!





「…私の死んだ幼なじみから貰ったネックレスです…あれはッ私の宝物なんです!」






「そっか、絶対取り返してくる。
じゃ、体育館裏へgo!…もそうだけど、あなた名前教えて?」






「私は、小松 和(こまつのどか)です。」





「和か、可愛い名前ね…」