「みんな黒いのに、お前だけ金髪はおかしいって。母さんが言ってたぞ」 「お前の母さん父さんも黒いのに、なんでお前だけ金髪なんだよ」 小学生っていうのは、本当にデリカシーのないことを口にする時期だ。 それから。 「……お前らには関係ない」 「お前、あの母さん父さんの子どもじゃないんだろ、母さんが言ってたぞ」 ーーー親の言うことを、すぐ真似する。 「俺は似合ってると思うけど」 何だか聞いていられなくて、気づけば俺は会話に割り込んでいた。