……ドキドキして、損した。 いやいや、損したって何だ。 あたしなんでこんなにーーー……。 チラッと佐々木くんを見ると、プリントに視線を落としたまま。 ……本当に綺麗な顔してるな。 何考えてるかもわからないな……。 「……なに?」 そんなことを考えていたら、佐々木くんと目が合った。 ーーーーう、うわわ!!! 「ーーっい、いえ!失礼します!」 赤くなった顔を見られたくなくて、あたしは慌てて部屋を出た。