気持ちを伝えられていたら、あそこにいたのはあたしだった……? そんなことを考えて、あたしは小さく笑った。 そんなことしても、きっとあたしは空くんの彼女にはなれない。 あたしは空くんの抱き枕で、それ以上でもそれ以下でもないことはあたしが一番よくわかってる。 だってあたしは、空くんの幼なじみだから。 ずっと隣で見てきたから。だからーーー……。 堪えきれずに、あたしの頬を涙が伝う。 応援しなきゃ。今度こそ空くんの恋がうまくいくように。 あたしは、幼なじみだから。