「ふわ子、ここ座って」 通されたのは、ちょうど丸い窓がある一番奥の席。 夕日が差し込んでいて、とても綺麗。 「あ、ありがとう……」 椅子を引かれて、そんなことをしてもらうことに慣れていないあたしはおずおずと座る。 「お飲み物は、いつものにしますか?」 おしぼりを持ってきてくれたさっきの店員さんが、笑顔であたし達に問いかける。 「はい、お願いします」 そんな店員さんに二つ返事で、佐々木くんは頬杖をついて窓の外を見つめた。