……なんで、あんな顔したんだろう。 教室を出て靴箱までの道のりを歩きながら、あたしはさっきの空くんのことばかり考えていた。 あんなの、いつもの空くんじゃなかった。 『俺じゃ信用できなかった?』 どうしてあんなこと聞いたの? 空くんのことを一番信用してるに決まってるじゃん。 誰よりも長くて、一番近くにいるのに。 それに気づいてないのは、空くんだよ……。 そんなことを考えていたら、靴箱で誰かの声が聞こえた。 ……ん?誰か話してる……?