「……風花、お腹痛かったんだって?」 放課後、帰る準備をしていると後ろから聞こえた聞きなれた声。 バスケの練習着に着替えた空くんが、あたしの机にやってきた。 「あー……うん、ちょっとね」 嘘だよ、なんて今さら言えない。 じゃあどこ行ってたの、って聞かれたら困るしね……。 「……なんで朝言ってくれなかったの?」 「え?」 「俺じゃ信用できなかった?」 空くん、何言ってるの? そう思ったけど、言えなかった。