そう言った彼は、何か大事なものを見つけたような目をしていた。 「そうだけど………あ、自己紹介まだだったよね、わた」 …………………………………… 何が起きたのか分からなかった。 いきなりバサッという音が聞こえたと思ったら、すぐに暖かい温もりに包まれていた。