12時の鐘で消えた王子様








「…………王子……?」




ぼそっと言った口を慌てて手で抑えた。




「………れむ……?」




懐かしい声に、胸が小さくドキッと鳴った。




教室では女子の声が大きくて王子くんの声はあまり聞こえなかったんだけど、ここでは今、2人きり。