その作り笑顔が今日はやけに胸にささった。

「柊さん?大丈夫?」


春輝くんは心配そうに見てくる。


「あ…ごめん!大丈夫!中入ろ?」

私は教室に入ってわざと流羽から離れた席に座った。


周りを気にして、学校では付き合ってないふり。

わかってるけど、やっぱり胸がちょっと苦しくて。

普通のカップルみたいに学校でイチャイチャしたいし、放課後デートもしたいけど…

我慢我慢。でも苦しい。

こんなんで、私彼女つとまるのかな。