《流羽side》



「色気ってどうやったらつくの…?」


リビングで1人呟く紫音の声が聞こえた。


「なるほどね」


帰ってきたら今日やけに可愛い格好してるしと思ったけど…

完全に月9に影響されたってわけね。


はぁ…紫音は何もわかってねぇな。


あんな格好されたら俺、無理だよ。

すぐにでも襲いたくなる。

でも俺は紫音のことがすごい大事だから。



ほんとにバカなんだからあいつは。


俺はふぅとため息をついた。