怒鳴り声をあげてもなにも言おうとしない私に、車から降りたらしい男性がつかみかかってきた。
うしろから雪を踏む音が聞こえてくるが、ぼんやりした顔で歩く私は全然気にしなかった。
ガシッ!
「こら! 前を見て歩けって何度言えばわかるんだ! 気をつけろ‼︎」
その声で、私の中のなにかがプツンッと切れたような気がした。
顔を真っ赤にして怒鳴る男性をキッと睨み、男性の胸ぐらを思いっきり掴んだ。
「うるせぇな! こっちはちゃんと前見てるよ! 気をつけるべきはそっちなんじゃねぇか! 車を止められなかったらせめて私をひき殺せよ‼︎ これ以上私につっかかってくるな! 警察呼ぶぞ!」
まさか私が逆ギレして怒鳴り返すとは思っていなかったのか、私の怒声に男性がひるむ。
地の底まで響くような私の声が空気にかき消されていったあと、私は呆然とする男性の手を振り払って歩きはじめた。
そこから家に向かって歩こうとはしなかった。
単純に、家に帰りたくなかっただけだ。
普段使わない裏路地を通って、誰もいない場所へと足を動かす。
途中で私と同じ制服姿の女子生徒を見つけたけど、気づかないフリをして歩調を速める。
視線をそらしたときに向こうは私に気づいて駆け寄ろうとしてたみたいだが、それでも私は無視した。
うしろから雪を踏む音が聞こえてくるが、ぼんやりした顔で歩く私は全然気にしなかった。
ガシッ!
「こら! 前を見て歩けって何度言えばわかるんだ! 気をつけろ‼︎」
その声で、私の中のなにかがプツンッと切れたような気がした。
顔を真っ赤にして怒鳴る男性をキッと睨み、男性の胸ぐらを思いっきり掴んだ。
「うるせぇな! こっちはちゃんと前見てるよ! 気をつけるべきはそっちなんじゃねぇか! 車を止められなかったらせめて私をひき殺せよ‼︎ これ以上私につっかかってくるな! 警察呼ぶぞ!」
まさか私が逆ギレして怒鳴り返すとは思っていなかったのか、私の怒声に男性がひるむ。
地の底まで響くような私の声が空気にかき消されていったあと、私は呆然とする男性の手を振り払って歩きはじめた。
そこから家に向かって歩こうとはしなかった。
単純に、家に帰りたくなかっただけだ。
普段使わない裏路地を通って、誰もいない場所へと足を動かす。
途中で私と同じ制服姿の女子生徒を見つけたけど、気づかないフリをして歩調を速める。
視線をそらしたときに向こうは私に気づいて駆け寄ろうとしてたみたいだが、それでも私は無視した。



