「だって希帆、全然ヤラしてくれねぇんだもん」
「……は?」
「付き合うって普通、そういうことじゃん」
瞬は女の子の中ではそこそこ有名で。
かっこいいって騒ぎ立てる女の子もいたりして、そんな瞬から告白されたときは嬉しかったんだよ。
本当に本当に、嬉しかった、のに。
「っ、最っ低!!」
「うわ!」
頭の中は、文字通り真っ白。
まるで白いペンキをひっくり返して塗りつぶしたみたいに思考が停止して、考えるより先に体が動いてしまった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…