朝、5時起床。
2階にある自分の部屋から1階の洗面所へ向かい、冷たい水で顔を洗う。
「よしっ…!」
気合を入れる。
胸まである髪をシュシュでテキトーに縛り、リビングへ。
朝ごはん、何にしようかな…。
私は花岡秋穂。
4月5日ー今日から高校1年生。
通うのは家の近くの開陵高校。
私は4姉妹の長女。
次女・春香、三女・冬美、四女・夏凜とペット・犬のコロと暮らしている。
母は夏凜を産んですぐ出ていってしまった。
理由は知らない。
多分不倫。
夜とか家に全然いなかったから…。
そのおかげで母との思い出では記憶にない。
顔も覚えていないくらい。
覚えていることといえば、香水がキツかったことくらい。
それに比べて、優しくて気さくな父。
母が出ていった翌年、交通事故で他界した。
育児に疲れて寝不足の状態で運転したため、会社からの帰り道、前のトラックに突っ込んでしまったそうだ。
私は大泣きしたのを覚えてる。
あの優しかった父の突然の死。
7月の暑い、夜6時ごろの事。
2階にある自分の部屋から1階の洗面所へ向かい、冷たい水で顔を洗う。
「よしっ…!」
気合を入れる。
胸まである髪をシュシュでテキトーに縛り、リビングへ。
朝ごはん、何にしようかな…。
私は花岡秋穂。
4月5日ー今日から高校1年生。
通うのは家の近くの開陵高校。
私は4姉妹の長女。
次女・春香、三女・冬美、四女・夏凜とペット・犬のコロと暮らしている。
母は夏凜を産んですぐ出ていってしまった。
理由は知らない。
多分不倫。
夜とか家に全然いなかったから…。
そのおかげで母との思い出では記憶にない。
顔も覚えていないくらい。
覚えていることといえば、香水がキツかったことくらい。
それに比べて、優しくて気さくな父。
母が出ていった翌年、交通事故で他界した。
育児に疲れて寝不足の状態で運転したため、会社からの帰り道、前のトラックに突っ込んでしまったそうだ。
私は大泣きしたのを覚えてる。
あの優しかった父の突然の死。
7月の暑い、夜6時ごろの事。