カンカンカンと警告音が鳴り響いている。
急かすように、なんだか速度が上がったように感じる。

警報灯が右へ左へと忙しく行き来している様を見つめていると、それはまるで催眠術のよう。

遮断機にゆっくりと手をかける。


楽になりたい。
もう生きていたってしょうがないや。