「え…あ、うん。いいよ」
少し驚いたが、特に断る理由もない。
葵ちゃんが万里くんのこと好きなのも…好きな人に近づきたいって気持ちもよく分かるしね…。
私は、コクリと、頷いて了承した。
「ほんと!?ありがとう‼」
本当に嬉しそうに、可愛らしく微笑む葵ちゃんは、私に向かってお礼を言う。
良い子なんだなぁ
と、些細な仕草や行動で葵ちゃんの性格の良さが伝わってきて、素直に応援したくなる。
そんな風に思いつつ、健吾くんと話している彼女に和んでいると、
「ねぇ、結茉ちゃん」
「あ、万里くん何?」
万里くんが私に声をかけてきた。



