私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~



「…はーい」


と、言いつつも、ぷぅと、ほっぺたを膨らませ、足をブラブラさせる男の子。


お腹が空いてるからなのかちょっと不機嫌そうだ。


でも、ちゃんとお母さんの言いつけを守って我慢している姿が可愛いくて、笑みがこぼれる。


そうだ、確か…飴持ってたよね


カバンの中をゴソゴソ探すと、昨日買った棒つきキャンディが見つかる。



そして、私は、そのまま、前の席に歩みより、


「あの…すみません。棒つきキャンディしかないんですけどよかったら」


と、男の子と、お母さんに差し出した。



「…え、いいんですか?」


突然、見知らぬ女子高生が現れて驚いているのか、お母さんの方は目をぱちくりさせている。


急に迷惑だったかな…?


少し心配になったが、


男の子の方は、


「わぁ!飴だ!お姉ちゃんいいのー?」


と、嬉しそうに飴に手を伸ばしてきた。