_____日曜日、デート当日。



「あ!結茉ちゃん、こっちだよー」


「鞠子先輩おはようございます!」


私は、集合10分前に駅前に到着した。すると、すでにそこには鞠子先輩の姿。


うわぁ…先輩の私服めっちゃ可愛い。


薄いシフォン生地のフリルがあしらわれたスカートが先輩の可愛らしさを引き立てている。


それに比べて、動きやすいようにと普通のジーパンを着てきた私。


すでに女子力の差を見せつけられているようで少し落ち込んだ。


「先輩、そのスカート凄く可愛いです!」


「ありがとう。でも、これ実はズボンになってるんだ、動きやすさも重視してきたよ」


ほら、と、先輩が私に見せるように少し裾を広げてみせると確かにズボンタイプになっている。


やっぱり、ちゃんと考えてきてるなぁ。


ちなみにこれからダブルデートで行くところはというと、


「楽しみだね!私、遊園地とか久しぶりなの」


満面の笑みで私に笑いかける鞠子先輩のリクエストで
隣県にある遊園地に行くことになっていた。


鞠子先輩とLINEのやり取りをした次の日、私と鞠子先輩が学校の休み時間に話し合って決まった。