此処はどこ―――――――――‥‥


ピッ…ピッ…



ピッ…ピッ…。



透明なチューブに繋がれた黒髪の女の子を見下ろす私‥‥‥‥



『私‥‥‥‥』


透明な私‥。


必死な顔をしてる医師や看護師。


お母さんが、いつも仕事で忙しいお父さんまでいる。



普段いないくせに。


なにそれ。


こうならなきゃ、親の有り難みに気づけないなんて。

私は、当たり前の様にそこにいた。