翌日。


いつも通り、私は、101号室の前にいた。


行き交う看護師、医師が私を腫れ物のような目で私を見る。



そんな目、私には何にも感じない。


ノックをすれば、ガチャリ、と開くそして、"美咲"はいるんだから。


柔らかい笑顔を向けて。



「いらっしゃい、遥‼早く入って!あのさぁ「遥ちゃん!!」



!!美咲の話す声に被さって聞こえたのは、花園まゆみさんだった。