紅い夕日が、窓を照らす。


『もうすぐ夜になるね。』


なんだか不安。

心臓移植までもう少し。


夜になると、不安が私を襲う。


「大丈夫だよ、遥‼


ラインするね‼いつでも、慣らしてよ。


遥の不安を、半分こ。


そしたら、寂しくないよね?」



明るくてサバサバしてて、だけど優しい美咲。


『うん‼ばーい』



そして、私は、自分の病室にかえって行った。


帰り道も、人の視線が気になったけど知らない振りをした。


美咲に勇気を貰ったから――――――



恐いものなんてない。


あるとすれば、、


美咲が消えることだ…………。