365日、いつまでもふたりで

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「茜、お待たせ」



仕事後、駐車場で待っていると竜くんが走ってやってくる。



「そんな走らなくても」


「走らずにいられるかよ」



息を切らして車のキーを開ける竜くんに嬉しく思ってしまう。



「車で話そう」


「ご飯行かなくていいの?」


「話聞いてから決める」



ふうっと竜くんが一息ついて車内がシーンとなる。



「あのさ、俺茜が好きなんだけど」


「うん」


「うんってもっとないのかよ。あたしもとか」



ぐしゃってあたしの頭を撫でる。



「そんな話聞きたいわけじゃないもん」


「今日の茜、当たりつえー」



竜くんが苦笑い。

そういえばこうして竜くんのことを怒ったりするのは初めてかもしれない。
でも、知りたいことをうやむやにするわけにはいかない。