「でも、竜くんが教育係じゃなくなったから残念だよ」
「まぁ……な」
茜が2年目になった、ということは教育係を口実に茜に近づくことはできなくなった。
最近ではあまり会社では関わることは出来ずにいる。
だから、こうして会っている時は茜の手を離したくなんてない。
「去年は会社でもたくさん話せて……それって幸せなことだったんだね。竜くん」
「そうだな……でも、これからも俺と茜は一緒だよ」
「うん、でももっと一緒にいたい」
俺だって、茜ともっとずっと一緒にいたい。
そんなの無理なことだってわかってる。
本当は、今年の新入社員の荒木に嫉妬している。
俺は一緒にいれないのに、俺よりも一緒にいれる男に嫉妬してしまってやばい。
だから、職場ではあまり茜のことを見ないようにした。
そうしないと、俺は荒木のことを……どうにかしてしまいそうだから。
新入社員の配属でこの課に男を入れた課長のことも恨んだ。
そんなバカなこと茜にはかっこ悪くて言えないけど。
「まぁ……な」
茜が2年目になった、ということは教育係を口実に茜に近づくことはできなくなった。
最近ではあまり会社では関わることは出来ずにいる。
だから、こうして会っている時は茜の手を離したくなんてない。
「去年は会社でもたくさん話せて……それって幸せなことだったんだね。竜くん」
「そうだな……でも、これからも俺と茜は一緒だよ」
「うん、でももっと一緒にいたい」
俺だって、茜ともっとずっと一緒にいたい。
そんなの無理なことだってわかってる。
本当は、今年の新入社員の荒木に嫉妬している。
俺は一緒にいれないのに、俺よりも一緒にいれる男に嫉妬してしまってやばい。
だから、職場ではあまり茜のことを見ないようにした。
そうしないと、俺は荒木のことを……どうにかしてしまいそうだから。
新入社員の配属でこの課に男を入れた課長のことも恨んだ。
そんなバカなこと茜にはかっこ悪くて言えないけど。



