その恋、記憶にございませんっ!

「なあに。
 海外に居ようが、何処に逃げようが。

 宮本にかかれば、すぐに所在は知れる」

 余裕で笑う蘇芳の顔を見ながら、
「あのー、宮本さんって、一体、何者なんですか……?」
と訊いていた。