「あのー。
私、あんまりお茶とか淹れるの得意ではないので、わざわざ淹れたとか言っていただけるほどのものではないんですが」
「うん。
いや、いい香りだ」
と言って、蘇芳は一口飲んだあとで、今、自分が飲んだ赤い紅茶を見つめる。
「……美味いじゃないか」
「そうですか?
ああ、紅茶の葉がいいんじゃないですかね?
それ、そのカップとセットでいただいたんですよ、慎吾さんに」
「……誰だ、慎吾さんって。
っていうか、お前、これ、ロイヤルクラウンダービーのオールド イマリじゃないか」
と器を見下ろし、蘇芳は言う。
「そうですよ」
「……めちゃくちゃこの部屋に不似合いだぞ」
そうですか、と言いながら、自分も同じオールド イマリのカップで一口飲んだ。
オールド イマリは、英国の老舗陶磁器ブランド ロイヤルクラウンダービーが日本の伊万里に憧れ、作ったイマリ様式の陶器のシリーズだ。
落ち着いた中にも華やかさがあって気に入っている。
私、あんまりお茶とか淹れるの得意ではないので、わざわざ淹れたとか言っていただけるほどのものではないんですが」
「うん。
いや、いい香りだ」
と言って、蘇芳は一口飲んだあとで、今、自分が飲んだ赤い紅茶を見つめる。
「……美味いじゃないか」
「そうですか?
ああ、紅茶の葉がいいんじゃないですかね?
それ、そのカップとセットでいただいたんですよ、慎吾さんに」
「……誰だ、慎吾さんって。
っていうか、お前、これ、ロイヤルクラウンダービーのオールド イマリじゃないか」
と器を見下ろし、蘇芳は言う。
「そうですよ」
「……めちゃくちゃこの部屋に不似合いだぞ」
そうですか、と言いながら、自分も同じオールド イマリのカップで一口飲んだ。
オールド イマリは、英国の老舗陶磁器ブランド ロイヤルクラウンダービーが日本の伊万里に憧れ、作ったイマリ様式の陶器のシリーズだ。
落ち着いた中にも華やかさがあって気に入っている。



