その恋、記憶にございませんっ!

 蘇芳はテーブルを抱えたままの唯を抱き上げた。

「それ、ライナスの毛布みたいなもんだろ。
 持ってたら落ち着くんなら……。

 ずっと持ってろ」

 そう耳許で囁き、蘇芳は唇を重ねてくる。