その恋、記憶にございませんっ!

「ごめんなさい、蘇芳さん。
 安らかにおやすみください」
と拝んで、唯はひとり、トイレに行った。

 昨夜、蘇芳が話したトイレの怪談を思い出して、怖い、と思いながら。