その恋、記憶にございませんっ!

 同じ甥でも、まるでタイプの違う慎吾ならともかく、と思っていると、
「すみません」
と珈琲を持ってきた翔太の祖母が我がことのように恥ずかしそうに頭を下げてきた。

 お前、ばあちゃんに苦労かけんなよ、と思いながら、まだくどくどと言っている翔太を見上げた。