「柊君……」




不意に呼び止められた柊。

柊と一緒に振り返ってしまった。

嫌な予感がしたけど、とっさの出来事で何も出来なかった。

あたしはただ、呆然と彼女を見た。






あたしたちの後ろに彼女は立っていた。

小柄で長い髪を巻いていて、可愛らしい顔で柊を見上げている。

そしてやはり、巨乳だった。





彼女を見ると、久しぶりにあの悪夢が蘇る。

彼女を抱きしめ、身体を重ねる柊が……