柊のことを考えると、体の奥が熱く疼く。

柊を思うだけで、心身ともに柊を求めてしまう。

信じられないことに、最近柊は頻繁にあたしを求めるようになった。

今までの空白期間は何だったのだろうと思うほどに。

柊はずっとあたしに合わせてくれていたのだと悟る。

本当は抱きたいのに、トラウマや恐怖に怯えるあたしのために我慢してくれていたのだ。

そんな柊の痛いほどの優しさと愛を、あたしは毎晩感じていた。

柊と肌を合わせ、笑い合い、眠りに落ちていくのがすごく幸せだった。

こんなに幸せな時間があるとは思わなかった。