スクリーンには緑色のピッチが映り、選手入場が始まっていて。 もはや見慣れた青色の10番を見て、条件反射のようにときめいてしまったんだ。 柊が画面に映るたび、鼓動が速くなる。 身体がきゅんきゅんと疼く。 短く切り揃えた茶色い髪。 自信に満ち溢れたそのアーモンド型の瞳。 きゅっと結んだ口元。 その全てが愛しい。 こんなに素敵な人と結婚出来るなんて。 柊、今日も頑張ってね。 あたしはいつも、あんたを応援している。