私は璻の寝ているソファに座る。


「高校に入って、遼に出会った。入学した時は2人とも髪を染めてなかった。でも、遼に全部話して俺が髪を染めたら遼も真似して染めた。俺より派手だし。・・・・・・でも、遼がいてくれて助かったよ。・・・・・・さっきは悪かった。怜香と遼を裏切るみたいに決めつけた。ごめん。」


そこで璻の話は終わった。


璻は起き上がって私の隣に座った。


私は何から話そうか考えていた。


璻に1番伝えたいことを、先に言わなきゃ。


それならもう、考えなくても決まってる。


「璻。私のことを信じて。私は璻のこと、裏切らないから。絶対裏切らない。・・・・信じてもらうまで言い続ける。」


私は璻の目を真っ直ぐ見た。


きっとまだ私の言葉を信じていない。


当たり前だ。


大好きな人に裏切られたら誰を信じていいか分からなくなる。