私がそう言うとお母さんが怒った。


「は?何言ってるの?私がどれだけあんたのためにお金使ってきたと思ってるの?・・・なのに今更そんなこと考えるなんて信じられない!!大学に行ってから考えればいいじゃない!!いい成績を取って、大学に行って、就職する。それのどこが駄目なのよ!」



私はお母さんに言われてることに段々苛立ってきた。


だって、なんか・・・・・・・・


私ってお母さんの操り人形みたいじゃない?


「私は夢を見つけたいの。何をしたいか決めて、大学に行きたい。それじゃ行けないの?私は・・・・・・・・・私の人生くらい自分で決めるわ!!お母さんの言いなりなんてもううんざりよ!!」


私が怒ると突然リビングのドアが開いた。


仕事から帰ってきたお父さんだった。


「ただいま。どうしたんだ?」


何も知らないお父さんが聞くと、お母さんがまた怒りだした。


「あなたも・・・・・・あなたも!娘のこと考えてよ!!仕事ばっかり目にいって、娘の事は私に任せっきり。だから今になってこんなこと言うのよ!!」


「はぁ?仕事ばっかり?俺はお前らに金をやっているんだ。それ以外何が必要だ!!ふざけるのもいい加減にしろ!!」