「璻君も引っ越すんだ。私も聞いてなかったなー。でも、どこに行くか教えないなんておかしいね。」


今はカフェで瑚春と休憩中。


引っ越しのための買い物に来ていた。


ベッドに敷くシーツや電気、ソファーとか、引越し先で買うと高いものを安く買うために。


今は買い物を全部終えてカフェでお茶タイム。


買ったやつは瑚春のお母さんの車へ。


私は昨日の事を瑚春に話した。


「この前からずっとおかしいじゃん。前までそんなこと無かったのに。急に何も言わないなんて。」


「そうだね。・・・・・でも、璻君にも何かあったんじゃない?言えない理由。」



「言えない理由。・・・・・・例えば?」


「それは璻君じゃないから分かんないよ。でも、最後怒鳴っちゃったんでしょ?・・・・それは璻君に謝んなきゃ。」


「・・・・・・うん。でも、いつ?もう後少しで行くのに。」


「彩芽ちゃんに会うときは?」