「私は璻君のことも、怜香のことも応援してる。だから、なんでも相談になるからね。私達を頼って。」


「そうだぞ。俺ら親友だろ?なんでも言えよ。これ以上1人で抱え込むな。」


「・・・・・・・・ありがとう。」


俺は幸せすぎる。


こんな事言われたの初めて。


瑚春に、遼に言われた言葉が胸に響く。


俺は瑚春の家を出て1人で帰った。


「あの子じゃない?あの、噂の。」


「えー?髪の色違うよね?茶色じゃないの?」


駅前を歩けば耳に入ってくる周りの声。


俺は気にせずただ歩く。


まだまだ、続くんだ。


俺は小さく溜息をついて空を見る。


俺は、変わりたい。


怜香にもうこれ以上迷惑を掛けないように。


そう心で呟いた。