俺は怜香が寝たのを確認してリビングに降りた。


「おっ、怜香ちゃんどうだった?」


「話し終わって寝かせたよ。まだ熱あるみたいだし。」


「そっか。」


「あのさ、璻君に聞きたいことあるんだけど。」


瑚春が俺のことを真っ直ぐ見ていう。


俺は瑚春たちが座っているテーブルに座った。


「なに?」


「璻君は、怜香のことどう思ってるの?」


「え?それはどういうこと?」


「ただの友達って思ってるの?それとも、特別な存在?・・・・・1人の女の子として見てる?」


それは怜香のことが恋愛的に好きかどうかってことか。


それならもう、答えは出ている。


「俺は怜香のことが好きだよ。1人の女の子として。・・・・友達って思ってたけど、一緒にいるにつれて変わっていった。もっと怜香に近い存在でそばにいたいって思うようになった。ほっとけなくて、俺が助けてやりたいって思うようになったんだ。」


瑚春はそっか。と言って微笑んだ。


「それ聞いて安心した。・・・・・怜香には伝えるの?」


「いや、今は言えない。」