土方さんが私を担ぐのに腕を回しているのは腰の辺り。 つまり、彼の顔の脇にお尻がある状態。 さすがに恥ずかしい。 顔が熱いのを感じながら言うと、土方さんは鼻で笑った。 ん?今、鼻で笑った? 「安心しろ、てめぇみてぇな貧相な体見たって何にも思わねぇよ」 「貧相!?」 そりゃあ、私は胸もくびれもないけどさ!ドラム缶みたいだけどさ! 何もそこまで言わなくても──。 そう思っていると、更なる爆弾を彼は投下する。