アオイロノヒマワリ ―咲―



笑うなら笑えばいいのに……。




「ご注文は?」




店員さんが注文を聞きに来ると、原田さんはくずきりとわらびもちを注文する。




わらびもち、楽しみだなー。





江戸時代のわらびもちに期待を馳せていると、空いているからかすぐに注文の品が届いた。





「お待ち──って日葵?」




急に名前を呼ばれた。




ん?この声って──。