でも、それ以上は何も聞いてこなかった。 その代わりに。 「なら、元気が出る場所に連れていってやるよ」 と胸を張りながら言った。 いい場所? 「一体何処に……」 「明日のお楽しみだ」 結局原田さんは勿体ぶって何処に連れていってくれるか教えてくれなかった。