「やっぱり、昼間に会ったのは希月だったんだね」 希月から視線を外すと、土方さん達の方を見る。 幸い、彼らに希月の姿は気付かれていない。 希月には聞きたいことが山ほどある。 土方さん達から希月に視線を戻すと、希月を睨んだ。 「希月に聞きたいことがあるの。……古高に情報を流したのは希月?」 「うん、そうだよ」 平然と答える希月に、私はかっとなる。