「……総司、てめぇのせいならこいつらに代わって庭を綺麗にしろ。向井、後はこいつに任せて茶を頼む」





土方さんは沖田さんをキロリと睨むと、部屋に戻っていった。




今、沖田さん、私を庇ってくれたよね?





私が嫌いなら放っておけば良いのに……。





ふと、手から箒が消えた。





「さっさと土方さんに茶を持って行きなよ。じゃないと、また怒鳴られるよ」





箒を持っていったのは沖田さんで、素っ気なく言い放つと掃除をし始めた。