とある路地裏にはいくつかの影。

しかし、1つ、また1つ...と影は消えていっ
た。

...いや、正確には倒れていった、と言った方がよいのかもしれない。

「弱ぇ。」

ただ1人最後まで残った、フードを被っている謎だらけの人物は呟いた。

「お、お前何者だ、、、。」

倒れていた男の1人がフードの人物に尋ねたが、

「さぁな。」

とそう一言残すと、フードの人物は暗闇の中に消えていった。



後に、暗闇にーー藍に溶け込む様に消えてい
ったその姿から、 【藍-ai-】とよばれる様に
なったのだ。しかし、藍の正体は、知らない...。