本当にめんどくさい。
明日のことが楽しみで楽しみで仕方ないけど少し心配そうな顔をしている雪菜も。
俺に明日の服の意見を聞いてくる雪菜も。
雪菜の質問につい露出が少なそうな服を選ぶ俺も。
──そんな雪菜にずっとドキドキしている俺も。
全てがめんどくさかった。
俺がそんなことを考えているとはつゆ知らず。
雪菜はパァと表情を明るくすると「ありがとう!!」と俺にお礼を言った。
♢♢♢
次の日。
「じゃあ行ってきます!」
雪菜は俺が昨日選んだ服にサンダルを履いて部屋を出た。
そんな雪菜に「いってらっしゃーい」と笑顔で言う俺。
──イライラ、イライラ、イライラ。
さっきからチラチラと時計を見るが時間は進まない。
浮かぶのは雪菜の楽しそうな笑顔。
クソッ…なんでこんなにモヤモヤするんだよ……
「……とりあえず昼飯食べよう」
雪菜が用意してくれた玉子焼きとサラダ、おにぎりを食べる。


