もう、寒い季節に入った屋上で何度もナオに言われた言葉を頭の中で整理する。 『好きじゃなくなったから。』 この言葉が、こんなにも一瞬で人の心を傷つけるなんて… 思いもしなかった。 「好きじゃ…なくなった…?」 ゆっくり言葉を口にしてみても、まだ何も信じられない。 でも何で…? 何でそんなにもいきなり…? わかんないよ…。