なのに…。 今年は違ったんだ…。 この事から始まる災難が、何かの前触れかのように… この時、アタシに訴えていたのかも知れない…。 「秋穂〜!!」 「え?」 「次ナオ君が出る番だよッ!」 もう競技が始まったのか、エリが元気よくアタシの元へ走って来た。 「じゃあ行こっか!」 「うん★」 アタシ達は、その競技に出ているナオ達の姿をシャッターに納めようと グランドの方へと歩いていった。