それはある春の終わりの今日。 事件は起きた… 「ばいば〜い!」 「ばいばいッ!」 放課後、クラスの友達に挨拶をして、アタシとエリは教室を出た。 「あ〜…お腹へったぁ〜!」 横ではお腹を押さえているエリがいる。 門ではユウキとナオの姿。 門の壁に背中を付けて立っているその姿は、悔しいほど絵になっている…。 アタシ達はナオ達の元へと走り寄った。