「聞いてる〜?」 横にいる男の言葉も耳に入らないくらい… アタシはその光景を、何かに取り付かれたように見ていた。 あ…、今……。一瞬、ナオと目があった気がする……。 でもその視線がアタシに向けられていないことに、直ぐに現実へと引き戻される。 それと共に、アタシの手が、誰かの手の温度と重なった…。 びっくりして少し肩を震わせる…。 視線を追い掛けると、他校の男の人だった…。