一時間後。
リバティは、縄で両手を縛られて正座させられていた。


「くっそう・・・。」

山崎「はっはっはっは!!」


腹立つわー。
めっちゃその高笑い腹立つわー。



山崎「いやー、ほんまありがとな。
いぃのお陰で捕まえられたわ。

これで副長に怒られんですむ。」

イーク「いえいえ。

こちらこそ、うちの馬鹿姉が迷惑をかけてすみません。」


そう。
山崎は、暫くして起きたイークに助けを求めたのである。


イークに『お姉ちゃん、こっち来て』って言われたら行くしかないじゃん!!!

『お姉ちゃん』だよ!?
普段お姉ちゃんって呼ばないイークが!!!
『お姉ちゃん』って呼んだんだよ!?!?

可愛すぎるでしょ!!!
罠だって分かってても行かないわけにいかないよ!!!


「イークを利用するなんて卑怯だ!!!」

山崎「なんのことや?(笑)」

「代わりにもう一回イークの『お姉ちゃん』を聞かせろ!!!」

山崎「そこなん?

ていうか、もうそろそろ鼻血止めろや。」

イーク「絶対嫌。」

そんなイークの引いてる顔も可愛いね!!


あ、また鼻血が・・・。