その前だって、リバティは僕のことを守り続けてくれた。 リバティが今の僕と同じ歳のときには、既に幼い自分を周りの悪意から逃し、 時には体を張って僕をかばった。 傷だらけになっても僕の前では笑い続け、その小さな体から止まらない血を涙を流しながら必死で止めたことを覚えている。 『大袈裟だなぁ』なんていいながら冷たくなった指先で僕の頭を撫でた。 その時、もうこの人にこんな笑顔をさせないと誓ったのに。 なんで、僕は、 ーーーーこんなにも、無力なんだ。 口の中が苦くてまずい鉄の味がした。